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表面に広がって

 胚盤葉は卵をルーペでみたくらいではみえないほどうすいものですが,数日後,後極の近くの表面に透き通った感じの白っぽい部分が現れてきます.これを腹板といいます.さかんに細胞分裂がおこわれていて,将来の幼虫の体になる部分(胚)がつくられているところです.胚盤葉のうち腹板をのぞく部分は漿膜(しょうまく)といって卵全体をつつむ膜になります.

 腹板はやがて細長く広がっていき,ヤンマなどの卵ではそれが卵黄の中に陥入し前極の方へのびていきます.卵黄の中に陥入した部分の腹がわはうすい膜(羊膜)があって,卵黄から隔てられています.胚の陥入口近くに位置する部分はいくらか表面に広がっており,ここは将来の頭になる部分で,原頭葉といいます.つまり頭を下にしてさかさまを向いていることになります.この状態のときは,胚の腹部に相当する部分ばかりがつくられていき,背中がわに当たる部分はまだつくられません.

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2008年06月21日 14:45に投稿されたエントリーのページです。

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